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  • 【Kibidangoにて公開中】世界に一つだけの「銀器づくり体験」クラウドファンディング実施中!

    2025.07.16

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    伝統を守り、未来へつなぐ

    東京銀器は、江戸時代から受け継がれてきた、東京が誇る伝統工芸品です。
    1979年には国の「伝統的工芸品」に指定され、主に台東区・文京区・荒川区を中心に、
    職人たちの手仕事によって磨かれてきました。

    純度92.5%以上の銀を使用し、打ち出し・彫り・鎚目(つちめ)といった繊細な技術を
    結集して生み出される東京銀器は、ただの道具ではなく、日常に寄り添う「用の美」として、
    日本人の暮らしの中で大切にされてきました。

    しかし今、この文化は静かに失われつつあります。
    「使う銀器」から「飾る銀器」へと需要は変化し、工房の数も年々減少。
    職人の高齢化や後継者不足も深刻です。

    その流れの中、老舗として東京銀器を支えてきた「日伸貴金属」も、
    長年築かれた信頼や他工房との関係性があるため、
    新たな挑戦が難しいという現状がありました。


    若き13代目・上川宗氣の決意

    この現状を前に、立ち上がったのが
    しろがねし13代目、上川宗氣(かみかわ そうき/20歳)です。

    きっかけは、最愛の叔母の他界。

    「言葉ではうまく言えませんが、
    あの時『自分が支えなければ』という想いがふっと心に降りてきました。」

    そう語る宗氣さんは、東京銀器を未来に残すため、
    覚悟をもって新たな一歩を踏み出しました。

    彼は従来の枠を超えた挑戦を実現するため、新会社【合同会社 銀伝堂】を設立。
    老舗の屋号では実現が難しかった
    「オリジナル作品の制作」や「体験型の銀器づくり」などを軸に、
    東京伝統工芸に新しい風を吹き込もうとしています。


    東京銀器とは?

    東京銀器は、東京都の台東区、文京区、荒川区などに根差して発展してきた、
    東京発祥の伝統工芸品です。
    江戸時代中期、銀師(しろがねし)と呼ばれる職人たちが、
    彫金師の器物の生地を作るところから始まりました。

    その後、神輿の金具やかんざしなどの装飾品から、
    酒器・茶器といった日用品まで、様々な銀製品が作られるようになり、
    贈答品や記念品としても親しまれてきました。

    特徴的なのは、「鍛金」技法。
    銀材料を金槌で何千回も叩いて形を作り上げる工程には、
    高度な技術と根気、そして繊細な感性が求められます。

    また、使い込むごとに銀が酸化し、
    深い味わいを増していく「経年変化」も魅力の一つです。

    銀は抗菌性や熱伝導性にも優れており、
    機能性と美しさを兼ね備えた道具として、現代の暮らしにもなじみます。
    東京銀器は単なる銀製品ではなく、工業製品とは異なる「文化と技術の結晶」です。

    職人によって一つひとつ手仕事で仕上げられた銀器には、日本の美意識と歴史が宿っています。
    1979年には、その高い技術と文化的価値から国の「伝統的工芸品」に指定されました。
    東京銀器は、見て、使って、触れて初めてわかる魅力にあふれた工芸品なのです。


    クラウドファンディング限定体験プラン

    2025年7月末にオープン予定の新工房にて、
    銀を打ち、自分の手で模様を刻む【銀器制作体験】にご参加いただけます。

     選べる3つの体験プラン

    スターリングシルバー(925銀)
    純銀バングル
    純銀スプーン
    ※すべて純度92.5%以上の「本物」の銀を使用

    体験では、上川さんが予め用意した銀素材を使い、叩いて形を整え、模様を入れ、
    磨き上げるまでの工程を自分の手で行います。(一部サポートが入る場合もあります)

    今までも体験イベントを実施してきましたが、今回のクラウドファンディングを機に、
    複数名が同時に体験できるスペースを新たにレンタルし、
    より多くの方に銀器制作を楽しんでいただける環境を整えました。

    さらに今回、クラウドファンディング限定で、
    通常より最大14%OFFとなる「早割プラン」を数量限定でご用意しています。
    ※限定数に達し次第、通常価格となります。

    大切な人と一緒に。銀器作りの素敵なひととき

    体験は、おひとりでじっくりと向き合うのも、大切な人と一緒に楽しむのもどちらもおすすめです。
    「2名プラン」では、ご家族やパートナー、友人と一緒に参加でき、
    手を動かしながら完成の瞬間を共有することができます。

    この特別な体験は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
    もちろん、おひとりでのご参加も大歓迎です。
    自分のペースで銀器作りに取り組む時間は、集中と発見に満ちた素晴らしいひとときになります。

    【開催予定場所】

    〒111-0031
    東京都台東区千束2-34-10 黒須ビル1階
    ※体験場所については現在準備中のため、開催までに間に合わない可能性がございます。
    その際は、改めて開催場所をご案内させていただきますので、あらかじめご了承いただけますと幸いです。


    初めてでもできるの?

    「銀を打つなんて難しそう…」「不器用だけど大丈夫かな?」
    そんな不安を感じている方へ、実際に体験された方々の声をご紹介します。

    🔹初めてでも安心!丁寧な指導と和やかな雰囲気

    「職人さんがとても丁寧に教えてくれて、参加者同士の雰囲気も和やか。
    完成したバングルにも大満足です。」

    🔹 伝統工芸の価値を実感できる体験

    「シルバーって変色しやすいイメージがありましたが、
    磨けば輝きが戻るピュアシルバーと知り、印象が一変。
    長く愛用できることを教えてもらい、伝統工芸品の素晴らしさに感動しました。」

    🔹不器用でも大丈夫。集中してつくる特別な時間

    「最初は金槌の扱いに戸惑いましたが、だんだん慣れて夢中に。
    優しいサポートのおかげで、完成した時は本当にうれしかったです。
    一生ものの思い出になりました。」

    どの声からも伝わってくるのは、「やってよかった!」という素直な喜び。
    はじめての方でも安心して取り組めるよう、職人がしっかりサポートいたします。
    不安な気持ちが、「楽しかった」「またやりたい」へと変わる。
    そんな体験を、あなたもぜひ味わってみてください。


    このクラウドファンディングで実現したいこと
    (資金の使い道)

    今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、以下の用途に活用させていただきます。

    ・体験スペースの改装費用・機材導入費
    複数名が同時に体験できるスペースのレンタル費用
    ワークショップの運営費用(職人サポート、備品など)
    オリジナル銀器の開発・制作体制強化
    ・海外に向けた伝統工芸発信のためのプロモーション費用


    あなたの手で、伝統のバトンを未来へ

    この体験は、ただ「ものを作る」だけではありません。
    銀を打つ時間、職人との対話、そして完成の瞬間に生まれる達成感——
    そのすべてが、あなただけの特別な物語になります。

    東京銀器という受け継がれてきた技術を、次の世代へ。
    その一歩を、ぜひ皆さんと一緒に踏み出せたら嬉しいです。
    応援のほどよろしくお願いいたします!

    最後までご覧いただき、ありがとうございます!

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