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Interview

土田酒造株式会社

土田酒造株式会社-「想定外を楽しむ」醸造技術

土田酒造株式会社の歴史

土田酒造は、群馬県は川場村という
人口3,100人の小さな村に拠点を構える酒蔵です。
創業は1907年、当主は現在6代目。
地元では、誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれてきました。

 

関東で唯一名誉賞※を受賞した酒蔵で、
それは数蔵のみが成し得ている快挙でもあります。
※ 名誉賞とは
戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会)に
連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞。

 

そんなよりよい酒造りを目指し、
先鋭的な取り組みで土田酒造は維持繁栄してきました。
現在は、江戸時代に一般的であった、
菌や微生物のはたらきを活用した生酛(きもと)造りで日本酒を造っています。


蔵元の想い

川場村は自然豊かな地域。米の食味検査品評会で、
10年以上入賞(日本史上初)するほどおいしいお米ができる地域です。

 

土田酒造の日本酒は、そのおいしい群馬県産のお米を使用し、
米本来のうまみを出すため、米をそのまま削り日本酒を造っています。

 

日本酒の多様性や未知の可能性を切り開き、
「世界の醸造家が羨むようなお酒をつくる」ことを目指しているからです。
伝統的な醸造技術を基軸にして、進化させる挑戦を続けています。

 

その挑戦は蔵に住み着く微生物を活用するため、想定外なことが起こります。
私たちは「想定外におきそうなこと」を想定していますが、
さらなる想定外が次から次へとおきることが日常です。
「想定外」を楽しみながら酒造りに向き合う姿勢こそが、
「次世代が楽しみ・喜び・引き継いでもらえる」と考えております。


純米酒「シン・ツチダ」

「シン・ツチダ」のイメージ画像になります。

 

土田酒造の一押し商品「シン・ツチダ」。
菌の働きを信じ、発酵を待ち、促す。
土田酒造の真骨頂ともいえる”完全無添加 生モトづくり”の日本酒です。

 

商品概要
・商品名:シン・ツチダ
・容量:720ml
・アルコール度数:16%
・特定名称:純米酒
・使用している米:あさひの夢(群馬県産飯米)
・精米歩合:90%
・使用している酵母:蔵付き酵母(酵母無添加)

 

・純米酒「シン・ツチダ」の特徴

完全無添加の生モトづくりは、江戸時代の酒造りに近い製法。
数々の微生物たちが生み出した、奥深く複雑な味わいです。
芯が通っていながらも、品が良く、
味覚だけでなく飲んだ人の心にも響くような日本酒です。

 

近代的な醸造設備と、伝統的な醸造技術からうまれた
「時代を超える旨い酒」とも言えるでしょう。

 

・名前の由来

シン・ツチダのラベルデザインは、
土田酒造のロゴマークでもある「土」の 象形文字をモチーフにしたものです。
そのむかし、土を固めたものを供え、
土地の神として祀ったことが漢字の由来となっています。
「 新、真、神、信、心、深、進、芯、伸…。」
シン・ツチダの”シン”は、特定の意味を持ちません。

 

土田酒造の”シンを”、飲んだ方がそれぞれに感じて頂ければ幸いです。


製法へのこだわり

菌の働きを信じ、発酵を待ち、促す。
土田酒造の真骨頂ともいえる”完全無添加 生モトづくり”の日本酒です。
米、水、麹の3つ原料のみで造る完全無添加醸造。

 

醸造アルコール、糖類、酸味料はもちろんのこと、
表示義務のない乳酸、酵素剤などの発酵補助剤も一切使用していません。

 

そして酵母無添加で、
蔵に住み着いた酵母や乳酸菌たちがこのお酒を生み出しています。


蔵元のおすすめ

・飲み方

常温から熱燗まで、幅広くお楽しみいただけます。

また常温保管を推奨しています。
自然の菌の働きを活用して造るシン・ツチダは、環境の変化にとても強く、
開栓前、開栓後、劣化することなく味が進化していきます。
購入後も日本酒が育つ伸びしろのある酒です。

 

・相性のよい料理

○肉料理・チーズを使った料理
○やきまんじゅう(群馬名物)


日本酒初心者の方へ

この日本酒は飲み方が自由なお酒です。
ストレート、ロック、ソーダやジュースで割るなど、
お好みに合わせてお飲みいただけます。

 

冷蔵の必要もないので保存管理もしやすいお酒です。
「日本酒は難しい!」という方にぜひお飲みいただきたい逸品です。


土田酒造おススメの日本酒

「Tsuchida 麹99%」のイメージ画像になります。

Tsuchida 麹99%

毎年9月9日の【99の日】に解禁するTsuchida 99。
麹歩合(原料の内、麹米の使用割合)を
「日本酒の限界である99%」に挑戦したお酒です。


さいごに

・これからどんな狼煙をあげていきますか?

真の永続性とは、造り手が楽しみ次の世代も「造ってみたい」と思うことです。
私たちが美味しいと思う、楽しい酒造りを目指しております。
想いを込めて醸す一滴一滴が、未来への確かな道標となり、
いつかこの地を訪れる若者たちの瞳に、
希望と感動の光を灯すことを心から願っております。


記事協力企業

本記事は、【土田酒造株式会社】のご協力のもと作成いたしました。

▼土田酒造株式会社公式HPはこちら


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