Interview
やちや酒造株式会社
天正十一年(1583年)、創始者「神谷内屋 仁右衛門」が、殿様専用の酒造りをするため、加賀百万石の藩祖前田利家公のお供をして尾張の国から移住したのが、やちや酒造のはじまりです。
この創業から続く歴史と伝統を守りながら、やちや酒造は現在も変わらぬ情熱で酒造りを行っています。
前田家3代の利常公から受け継がれた谷内屋の屋号と、「加賀鶴」の酒銘に始まります。江戸中期に建てられた酒蔵は、独特な表面仕上げ「ちょんな削り」が特徴で、商家の面影を残す母屋とともに、金沢の北国街道沿いに立つ伝統的な建物です。現在、文化庁登録有形文化財に指定されています。
小さな酒蔵ですが、お客様のご要望に柔軟に応えることができるのが「やちや酒造の強み」です。その小回りを活かし、創業当初から変わらぬ情熱で酒造りを行っています。
酒造りは米作りから始まるという理念です。そのため、JA金沢市と連携し「三谷やちや部会」を設立、酒造好適米「五百万石」「石川門」「百万石乃白(石川酒68号)」の契約栽培を行っています。酒米本来の旨味を最大限に活かすことを心がけた酒造りを実践しています。
JA金沢市「三谷やちや部会」で栽培された酒米の使用を通して、地産地消を進めております。
「加賀鶴」をメインブランドとして、伝統の味を守り続けています。さらに「前田利家公」をサブブランドとして展開し、加賀の歴史を感じられる一品を提供しています。最近では、海外市場向けに「KAGA鶴」を新たに投入し、国際的なブランド展開も進めています。
これまで出稼ぎに頼っていた「杜氏制度」の高齢化に伴い、社員化に移行している点です。この変化に適応しながら、これからの酒造りを支えていくことが求められています。
「和らぎ水」発祥の蔵として、その歴史とその想いを後世に伝えていきたいと思います。
日本酒を飲みながら一緒に飲む水のことを指し、気分をすっきりさせ、深酔いを防ぐ効果があります。
酔いを和らげる水、だから「和らぎ水」。
「和らぎ水」をすることにより、酔いが緩くなり、酔い覚めも良くなります。個人的な感想としても、和らぎ水を取り入れた結果、痛風が治ったという経験があります。これは健康にも寄与する素晴らしい習慣です。
「加賀鶴 加賀紅茶のお酒」や「加賀鶴 梅酒 日本酒仕込」など、リキュールにも力を入れています。特に加賀紅茶のお酒はミルク割りで、梅酒はビール割りやソーダ割りでお楽しみいただけます。これらの日本酒とは一味違った楽しみ方をぜひご賞味ください。
現在進めている海外輸出をさらに拡大し、世界中に「加賀鶴」の魅力を届けていきたいと考えています。
本記事は、【やちや酒造株式会社】様のご協力のもと作成しました。
狼煙 -NOROSHI- は、日本文化の魅力を発信し、次世代へと継承していく取り組みを続けています。
また、日本の伝統工芸品の魅力を伝えるため、無料で記事作成を行っています。
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