Interview
株式会社 創意技巧
株式会社創意技巧は、伝統的な組子細工を中心に、現代のライフスタイルに馴染む新しいデザインを取り入れたものづくりを行っている企業です。
組子細工とは、釘を使わずに木のパーツを組み合わせて模様を作る、日本の伝統技法です。
同社はその技術を守りながらも、若い世代にも親しまれる和風デザインを提案し、伝統と革新を両立するものづくりを続けています。
また、海外展開や後継者育成にも力を入れ、日本国内外への認知拡大を目指すなど、組子文化を未来へ繋ぐ挑戦を続けています。
今回お話を伺ったのは、株式会社創意技巧 組子職人の大谷俊輔さん。
職人としての歩みや、組子への想いについて語っていただきました。
もともとものづくりが好きで、最初は建具の仕事をしていました。
その中で、「同じジャンルで新しいことができないか」と考えていた時に、
組子に出会い、その魅力にどんどんのめり込んでいきました。
27歳の頃から、昼は建具の仕事、夜は組子の勉強という生活を続け、
5年後の32歳で独立しました。
組子の精密さは、美しさや装飾の完成度に直結します。
特に、組み手部分や模様の整然さが求められ、ここがまさに職人技が光る部分です。
多くの職人は、その日の木材の状態や材質を見極めながら、
感覚的に作業を進めています。
そのため、習得にかかる時間は人それぞれで、
多くの方がこの工程で苦労されることが多いです。
作品の規模やデザインによりますが、早いもので1週間程度です。
こだわりのある作品では、2~3ヶ月かかることもあります。
決まった型がないため、一つひとつ手作業で作り上げることで、
時間がかかる分、個性や想いが込められた作品が生まれます。
やはり、初めて自分が納得できる作品が完成した時のことが一番印象に残っています。
作品自体は大きなものではありませんでしたが、
「これだ」と思えるものが作れた瞬間は、今でも忘れられません。
人生を変えた一つの分岐点です。
性格がきっちりしている職人が多いですね。
やはり、細かい作業をする職業柄なのかもしれません。
独自のデザインにこだわっています。
特に、若い人にも親しんでもらえるような、新しい和風デザインを意識して制作しています。
• 海外展開
• 日本国内での認知度向上
• 後継者不足の解消
これらを実現し、組子の魅力をより多くの方に届けたいと考えています。
本記事は、【株式会社創意技巧】のご協力のもと作成いたしました。
▼株式会社創意技巧公式HPはこちら
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