Interview
洛描工房 小手鞠・小手鞠窯
幼少の頃より絵を描くことが好きで、将来はそのような仕事に携わりたいと思っていました。京都には、非常に多くの伝統工芸があり、普段使っている器やカップなどにも京都の手描きの技術が使われていることを知り、絵付けを始めました。
1996年:陶工高等技術専門校卒業
1996年:二代目加藤如水氏に師事「如水陶画苑」入社
【受賞歴】1996~2003
色絵陶芸展/新人賞
京都新聞社賞
京焼・清水焼展/京都府知事賞
2003年:「洛描工房小手鞠・小手鞠窯」設立
【受賞歴】2003~2005
京焼・清水焼展:京都新聞社賞
色絵陶芸展:グランプリ
京焼・清水焼展:宇治市観光協会会長賞
色絵陶芸展:京都商工会議所会頭賞
京焼・清水焼展:
伝統的工芸品産業振興協会会長賞
たち吉祇園祭賞 W受賞
色絵陶芸展:奨励賞
2005年:「如水陶画苑」退社
2007年:京もの認定工芸士(京焼・清水焼)に認定
2017年:京都府クラフト・コンペティション:TOP賞 受賞
数々の展示会への出品や個展開催、老舗企業とのコラボ商品、OEM商品も多数手がけ現在に至る
まず、職人と作家には違いがあることを前提にお答えしたいと思います。
お客様(個人やお店、企業)からオーダーを受けて、自らが持っている技術を使って『商品』を製作することが主な仕事になります。
自ら作りたいものを作って、見せる・販売する『作品』の製作です。
黒地牡丹飾り皿(色絵陶芸展:新人賞)
初めて自分が作りたいと思った『作品』は、【黒地牡丹飾り皿】です。
これは工房での仕事をはじめて半年ほどで開催された色絵陶芸展で、新人賞をいたくこともできた思い入れのある作品です。
かわいいタッチからリアルな物まで、使いやすい価格の物から高級志向の作品まで、幅広く製作することができます。長年培ってきた職人技術を用い、お客様からの様々なオーダーをお聞きすることができる数少ない窯元であることも魅力の一つだと思います。
複数の同じ柄の作品(商品)を製作する時でも、1点物と同じように1点1点手を抜かず、丁寧に仕上げることを心がけています。『お客様のご依頼に100%応える。120%満足してもらえる』をモットーに製作しています。
作品を【東京国立博物館】に展示していただいたことです。
計算できませんが、今月だけで言えば作品は50~100点ほど、商品は500点以上ございます。
余談ですが
昨年より試行錯誤を繰り返し商品化いたしました万博ライセンス商品も複数回リピート注文いただいています。
※ 現在、東京国立博物館ミュージアムショップでも販売されています
京都府より公式認定されている京もの認定工芸士である小手鞠窯が作る京焼・清水焼は、1点1点手作り、手描きで、丁寧かつ上品であると取引先より定評をいただいています。
小手鞠窯では、多種多様なデザイン・絵柄・アイテムを製作しています。お客様の好みや生活スタイルに合ったアイテムや絵柄を探して、ご利用していただければうれしく思います。また、オーダー作品の製作も承っていますので、お客様の思い描いた作品を形にすることも可能です。
10数年前より製作している『ぷっくりシリーズ/マグカップ・茶盌』
キャラクターや鳥などの一部が、素地表面よりぷっくり飛び出している作品で、お客様に大変好評をいただいています。国内での展示会やオンラインショップでの販売だけでなく、ここ数年では海外のお店からのご注文も多数いただいています。
特別なことはないのですが
これからもより多くのお客様に小手鞠窯の作品を使っていただき、今よりも早くお客様に作品(商品)をお届けできる技術を磨いていきたいと思っています。
本記事は、【洛描工房 小手鞠・小手鞠窯】のご協力のもと作成いたしました。
▼洛描工房 小手鞠・ 小手鞠窯公式HPはこちら
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