Interview
株式会社松緑酒造
青森県弘前市にある松緑酒造は、1904年に創業。
その歴史はさらに遡り、江戸時代には酒母(しゅぼ)を津軽一円の酒造家に販売するなど、地域に根付いた酒造りを続けてきました。
同社の主力銘柄 「六根(ろっこん)」は、仏教用語に由来し、
「眼・耳・鼻・舌・身・意」 の六つの感覚すべてを使って日本酒を
味わってほしいという想いが込められています。
この日本酒は、華やかでフルーティーな香りが特徴で、
口に含んだ瞬間に滑らかで優雅な舌触りを感じます。
甘口でありながらも上品で、繊細な香りが余韻として長く続き、
エレガントな後口が楽しめます。
「冷酒」で楽しむのがおすすめです。
冷蔵庫から出して10〜15分ほど置いたタイミングで飲むと、
香りと味わいのバランスが最も引き立ち、最高の状態でお楽しみいただけます。
「六根」は仏教の教えから生まれたブランド名ですが、
商品名にはシンプルでわかりやすいネーミングを採用しています。
「純米大吟醸 吟烏帽子」という名前の通り、
醸造アルコールを添加しない純米蔵として、
特定名称と酒米の名前だけで表現されています。
その背景には、「本当に良いものは、余計な説明がいらない」
という酒蔵のこだわりが込められています。
「六根 純米大吟醸 吟烏帽子」は、
どんな料理とも合わせやすい万能な日本酒ですが、
特に淡白で繊細な味わいの料理との相性が抜群です。
▼おすすめのペアリング
🍽真鯛と季節野菜のカルパッチョ
フルーティーな香りが魚の旨味と酸味を引き立てます。
🦐クルマエビの酒蒸し
旨味が凝縮された海老と、なめらかな酒の甘みが絶妙なバランスです。
🐟帆立の刺身
上品な甘さが調和し、余韻の長い味わいを楽しめます。
🍲シャモロック(青森県産地鶏)のしゃも鍋
しっかりとした鶏の出汁と、ふくよかな日本酒の旨味がぴったりです。
「ペアリングしなくても、単体で楽しめるのが純米大吟醸の良さ」
という声も多く、お酒そのものの完成度が高いため、
料理を選ばずに楽しめるのも魅力のひとつです。
「六根 純米吟醸 タイガーアイ」は、香りが主張しすぎることなく、ほんのりバナナのような香りが漂う落ち着いた雰囲気のお酒です。
フレッシュさと華やかさを兼ね備え、口に含むと米の旨みと甘みが広がり、酸味が効いてスーッと引いていくバランスの良い味わいを楽しめます。
ホタテのバター焼きやカボチャの煮物などと合わせると、コクや甘みが嫌味なく調和し、さらに美味しさが引き立ちます。
冷やしてもぬるめでも楽しめる、おすすめの一本です。
「純米吟醸 タイガーアイ」は、その飲みやすいバランスの良さが定評で、過去には「KuraMaster 日本酒コンクール 2019」で金賞を受賞しています。
自宅用やちょっとした手土産にもぴったりな、日本酒です。
「六根 純米大吟醸 吟烏帽子」は、青森県弘前市にある白神水系・岩木山の伏流水を仕込み水として使用しています。
この湧水は、柔らかく穏やかなミネラル感が特徴で、米本来の甘みを引き出し、繊細で奥行きのある味わいを日本酒に与えています。
▼酒蔵のこだわり
当酒蔵では、米はすべて青森県産を使用しており、「吟烏帽子」など地元の優れた米を活かした酒造りを行っています。
また、麹菌にもこだわり、湧水と米の組み合わせが毎年異なるため、その年の自然環境を感じながら最適な麹作りを実施しています。
日本酒の「美味しい」という基準には終わりがなく、毎年違う自然の中で、
最高のバランスを追求し続ける職人の挑戦は、決して止まることがありません。
現在、アルコール市場は多様化し、日本酒の消費量は年々減少しています。
しかし、その中で生き残っている酒蔵は、どこも素晴らしい技術と伝統を持ち、個性あふれる酒を造り続けています。
「日本酒は、もっと自由に楽しめる。六根が、その入り口になれたら。」
そんな想いを胸に、六根は次世代へ繋ぐ酒造りを続けていきます。
本記事は、【株式会社 松緑酒造】のご協力のもとに作成いたしました。
▶︎ 公式HP:こちら
▶ 公式Instagram:こちら
▶︎ オンラインショップ:こちら
狼煙 -NOROSHI- は、日本酒をはじめとした日本文化の魅力を発信し、
次世代へと継承していく取り組みを続けています。
また、日本酒や伝統工芸の魅力を伝えるため、
無料で記事作成を行っています。
「もっと多くの人に伝えたいことがある」
「日本文化を広める手伝いをしてほしい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
📩 お問い合わせはこちら